水道の蛇口を交換する際、どこに相談したら良いでしょうか。なんとなく水道修理業者に連絡すれば良い気がしますが、実際はどこに頼むと良いのか気になるところです。
水道の蛇口は毎日の生活の中でかなりの頻度で使用するものであり、通常使用していれば長期的に使えるものの、ある日突然水漏れや破損が起こります。
そんなときに修理しようと思っても、良い業者・安い業者・早い業者など思いが巡り、どこに頼むか不安になることでしょう。
そこで、今回は水道の蛇口修理を頼める業者、業者の選び方、修理する際の相場費用について解説していきます。万が一の際の参考にしてください。
蛇口の交換はどこに頼む？
水道の蛇口の交換は、なんとなく水回りの修理業者なら大丈夫そうな気がします。ですが、実際は幅広い業者に依頼することができ、水回りに特化していない業者でも交換依頼が可能です。
ホームセンターや家電量販店
ホームセンターや家電量販店で蛇口を販売しているところは、蛇口交換の相談ができるケースがあります。
蛇口を展示している店舗なら、実物に触れて使用感を確かめることができますね。工事は外注か下請けに依頼しますが、蛇口を手にとって確かめられる点はメリットがあります。
水道修理業者
蛇口交換を依頼するなら水道修理業者が頭に浮かびますね。ただ、水道修理業者とひと口に言っても、全国展開している業者から地域密着型の水道屋さんまでさまざまあり、業者を選ぶ方に労力を費やす方もいることでしょう。
水道修理業者は水漏れやつまりをメインとしていることが多いですが、基本的には蛇口交換も対応可能です。依頼する際には水道局指定業者かどうか確認しましょう。
リフォーム会社
リフォーム会社にも蛇口交換を依頼することができますが、どちらかというとリフォーム会社はキッチンやトイレなど、部屋の一部をリフォームするような大掛かりな作業が得意です。
蛇口交換も頼めばしてくれますが、ほかの業者よりも料金が割高になる可能性があるでしょう。
インターネット（マッチングサイトや住設通販サイト）から探す
インターネット上にはユーザーと業者をつなぐマッチングサイトがあり、蛇口交換を得意とする業者を探すことができます。
お住まいの地域から探すことも可能、地域密着型の業者に依頼したいならマッチングサイトがおすすめです。
全国展開する水道修理業者などに依頼するよりも、安く修理してもらえることもあります。
蛇口、水栓メーカーは修理対応のみ
蛇口や水栓メーカーに依頼する方法もありますが、ほとんどは修理対応のみとなっています。交換してくれるかどうかは事前の確認が必要です。
蛇口の交換を頼む業者の選び方
蛇口交換を頼む際、いろいろな業者に依頼できることがわかりましたが、ここでは業者の選び方をお伝えしていきます。
適正な料金か、見積もり提示はあるか
はじめに確認したいのが見積もりを提示してくれるか、適正な範囲の料金かです。蛇口はホームセンターやインターネットでも購入できるため、ある程度の値段を把握することができます。
それに作業工賃を入れて考えて、安すぎず高すぎないか確認しましょう。
保証や故障、トラブル時のサポートの有無
蛇口本体や工事に対して保証やアフターサポートがあるかもチェックしたいところです。蛇口本体にはある程度の保証があるとしても、工事に対する保証が付帯している方が万が一の際にも安心です。
対応スピード
蛇口交換の相談をしてから、どれくらいで対応してくれるかも事前に確認しておいてください。
例えば、キッチンの蛇口が破損した場合、修理まで数日かかるようでは食事に困ってしまいます。できれば即日対応か、遅くても翌日対応してくれる業者だと良いでしょう。
蛇口交換の費用相場
蛇口交換でかかる費用は、一般に蛇口代金と交換作業費になります。蛇口には単水栓と混合栓があり、単水栓は1つの蛇口から水かお湯のどちらかのみ出るタイプです。
混合栓は1つの蛇口から水とお湯の両方が出るタイプで、キッチンやお風呂などに使用されています。ここでは、蛇口交換する際の費用を蛇口のタイプ別に紹介するので、実際に交換する際の目安にしてくださいね。
単水栓の交換費用
単水栓の蛇口交換費用は15,000円～30,000円程度が目安となります。洗濯機置き場やトイレの手洗い場などに設置されていることが多いです。
混合水栓の交換費用
混合水栓の交換費用は、35,000円～65,000円程度かかります。キッチンやお風呂場、洗面台などに設置されていることが多いです。
ただ、混合水栓の場合は蛇口の種類やタイプ、設置場所により費用は変動するので高性能な蛇口を設置するほど高くなる傾向があります。
蛇口交換おすすめ業者3選！
くらしのマーケット
くらしのマーケットは、いわゆるマッチングサイトで蛇口交換業者を地域別に探すことができます。
登録している業者は、ユーザーから評価や口コミが寄せられるため、評判の良い業者だけをピックアップすることも可能です。
また、交換費用は水道修理業者に依頼するより安くなる傾向があるので、交換費用も併せてチェックしていくと良いでしょう。
水道設備.com
水道設備.comは、蛇口をはじめ水道設備の交換・修理を行う業者です。関東・近畿・中部でサービス展開しており、創業から10万件以上の対応実績があります。
さまざまな種類・タイプの蛇口交換に対応しているほか、蛇口代金を最大65％オフにしてくれるなど、高性能な蛇口が欲しいときにおすすめの業者です。
対応エリアが限定されているので、依頼する際は自分の住まいが対応エリア内かどうか確認してくださいね。
交換できるくん
交換できるくんは、住宅設備を中心に扱う交換・修理業者です。商品と工事の両方に10年保証が付帯するので、蛇口交換を依頼したあとにトラブルが発生しても安心です。
TOTOやLIXILなどメーカー製の蛇口に対応しており、キッチンや浴室などそれぞれの場所に合う蛇口も紹介してくれます。
蛇口交換の基本交換工事は12,800円から、元の蛇口の廃棄処分や諸経費を含む料金となっています。
蛇口の交換は自分でできる？
蛇口は業者に依頼して交換することが安心ですが、実は自分で交換することもできます。蛇口の種類や交換場所にもよりますが、大まかに交換手順を紹介します。
1.水道の止水栓を閉めます。（屋外にある場合あり）
2.古い蛇口を取り外します。片手で蛇口を抑えてもう片方の手で半時計周りに蛇口を回すと外れます。蛇口が回らないときはスパナなどを使用してください。
3.設置個所や配管などの汚れを取り除きます。
4.蛇口を設置個所にあてがい時計回りに回して設置し、手で回せなくなったら仕上げにスパナでしっかりと締めます。
5.止水栓を開けて、蛇口から水が出ることを確認し完了です。
蛇口交換はほとんどの場合この手順でできますが、蛇口の種類によっては困難なケースもあります。少しでも不安だと思ったら業者に依頼するようにしてください。
蛇口交換のタイミングや目安の時期は？
蛇口の耐用年数（寿命）は10年前後が目安ですが、できればトラブルの有無にかかわらず10年程度を目途に新しい蛇口に交換することがおすすめです。
交換時期がきた？寿命、故障のサイン
蛇口交換のタイミングとして、設置から10年目、水漏れなどのトラブル発生時、レバーハンドルの動きが悪い、レバーの破損といった症状のときが挙げられます。
＜蛇口の寿命や故障のサイン＞
・設置から10年
・水漏れなどのトラブル
・レバーハンドルの操作性悪化
・レバーの破損
はじめのうちは気のせいかなと思う程度の微細な症状でも、徐々に悪化してくるようなら交換時期と考えて良いでしょう。
また、蛇口は新しいモデルが次々登場しており、古いモデルは生産終了となっていきます。耐用年数が近づくと部品や本体の在庫も少なくなるので、なるべく10年を目途に新しい蛇口に交換しましょう。
蛇口交換によくある質問
蛇口交換をする際に寄せられるよくある質問をまとめました。
賃貸物件の場合、どこに連絡すればいい？
賃貸物件の蛇口交換は、管理会社または大家さんに連絡が必要です。賃貸物件の場合はもともと設置されていた生活設備を個人で変えることはできないので、その点には注意してくださいね。
まとめ
今回は、蛇口交換をどこに頼むかとうことにスポットを当てて紹介しました。蛇口の耐用年数は10年前後ですが、使用頻度によっては短くなることもあります。
普段当たり前に使うものだけに、故障した際はだいぶ不便を感じる人もいることでしょう。
蛇口交換は、自分でできるならDIYで交換しても問題ありませんが、設置場所や交換する蛇口の種類によっては業者に依頼する方が良い場合もあります。
そのため、自分で交換できないと思ったときは早めに蛇口交換業者に依頼することをおすすめします。