マイカーを雨風や紫外線から保護するカーポートは、駐車スペースが狭くても設置できることから、設置を検討する方もいることでしょう。
ですが、カーポートの設置をどこに頼むのかは、一見簡単そうに見えてなかなかわからないことです。今回は、そんなカーポートの設置をどこに頼むかをはじめ、設置業者の選び方や費用相場などを紹介していきます。
カーポートの設置はどこに頼む？
カーポートの設置を依頼できる業者は意外と多く、どこに頼むかなかなか決められない人もいるのではないでしょうか。
はじめに、カーポートの設置を依頼できる業者にはどんなところがあるのか見ていきます。
ハウスメーカーや工務店など
カーポート設置の依頼先として、最初に思い浮かぶのはハウスメーカーや工務店です。マイホームを建ててもらった業者なら話が早いですし、その他の業者でも大手なら施工実績が豊富にあるでしょう。
また、工務店に依頼する場合でも地元密着で施工実績や豊富なら、安心して依頼することができますね。
それに、ハウスメーカー・工務店ならではの信用や施工品質、工事後の保証が付くことも含めると手っ取り早く依頼できる業者ともいえます。
ただ、ハウスメーカーや工務店は工事費用が比較的高い傾向があり、安く設置したい場合はおすすめできません。安さを重視する場合はほかの業者を検討する方が良いでしょう。
リフォーム業者
リフォーム業者にもカーポートの設置依頼ができます。リフォーム業者の中にはエクステリアや外構工事を扱う業者も含まれていて、カーポートの設置にも対応する業者もいます。
また、料金面はハウスメーカーや工務店に依頼する場合と同じく高い傾向があります。大手リフォーム会社なら施工品質や工事後の保証が付くメリットもありますが、施工開始まで時間がかかることもあるので、その点も事前に確認が必要です。
多少高くても早くカーポートを設置したい場合は、地元のリフォーム会社の方が良いこともあります。
ホームセンター
ホームセンターの中には、カーポートの設置依頼ができるところがあります。中でも大手のホームセンターは、自店でカーポートを購入した際に設置工事まで行うサービスを提供しているケースがあるからです。
大型店舗なら敷地内にカーポートを展示しており、現物を見ながら商品を選択できます。また、安いカーポートを購入すればトータル費用を安く済ませることができるでしょう。
ただ、高額なモデルや展示商品以外は取り寄せになったり、設置工事が有料サービスだったりするのでその点には注意しておきましょう。
外構やエクステリアの専門業者
エクステリアや外構工事を中心に営んでいる業者や、外構工事専門業者なら、カーポートの設置依頼が可能です。
外構工事には、門やアプローチ、ガレージ、塀や生垣、物置、そしてカーポートなどの工事が含まれますが、業者により得意・不得意があり、地域によってはカーポートよりガレージを設置する方が多いこともあります。
そのため、カーポートの設置実績があるかどうかは事前に確認するか、インターネットから調べておきましょう。
料金面は、ハウスメーカーや工務店ほど高くはありませんが、安いわけではありません。ただ、専門業者だけに施工スピードは比較的早い傾向があります。
マッチングサイト
カーポートの設置工事ができる業者と、ユーザーをつなぐマッチングサイトで業者を探すのも1つの選択肢です。
マッチングサイトは、地域や業種を指定して検索でき、登録している業者の中から選ぶことができます。
地元密着の個人・小規模業者から大手代理店などまで幅広い業者が登録しているので、料金や施工スピードにこだわりたい方はマッチングサイトで探すと良いでしょう。
料金は業者にもよりますが安い傾向があり、施工スピードは地元の業者なら早い傾向があります。
ただ、カーポート本体を取り寄せなければならないときは、ほかの業者より時間がかかる可能性があることは覚えておきましょう。
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カーポートの設置を頼む業者の選び方
カーポートの設置を頼む業者を選ぶ際には、いくつかポイントを押さえて選ぶことが重要です。ここでは、業者の選び方を解説していきます。
施工実績や事例などを確認する
どの業者にカーポートの設置を頼む場合でも、カーポートの施工実績や辞令などがどれほどあるか確認してください。
業者も得意・不得意があることやカーポートは未経験という業者もいます。事前に調べておけば、設置実績がある業者だけをピックアップできるでしょう。
保証やアフターフォロー内容を確認する
カーポート本体と工事自体に保証があるか、工事後のアフターフォローがあるかもチェックしておきたい項目です。
特に、保証とアフターフォローの内容は必ず確認しておきましょう。保証期間やどこまで無償対応なのか、有料の場合の金額なども確認することが重要です。
建設業許可登録業者なら信頼度は高い
建設業許可とは、建設工事の完成を請け負う工事の際に、建設業法第3条に基づき、国土交通省または都道府県知事から許可を受けて登録しなければならない法律です。
一部、軽微な建設工事のみなら必ずしもその必要はないのですが、建設業許可登録業者であれば、大規模な工事の経験や知識がある、国や自治体が認める業者とも解釈できます。
安全と信用を重視するなら、建設業許可登録業者かどうかを建設業許可業者一覧などで確認し、ピックアップすることをおすすめします。
料金は妥当か（安すぎる業者は注意）
見積りで提示される工事料金は安い方が良い印象でも、複数社を比較して安すぎる業者は避けるようにしてください。
カーポート本体と作業工賃の合計額が適切な範囲の業者が良く、安すぎる業者は詐欺や手抜き工事をする恐れがあるからです。
カーポートの設置費用相場はいくら？
カーポートの設置費用相場は対応台数により異なるものの、1台用なら10万円～12万円程度、2台用なら20万円～25万円程度、3台用なら100万円前後になります。
1台用カーポートの費用相場
1台用カーポートは工事費込みで10万～12万円程度が相場です。商品価格によっては変動します。
2台用カーポートの費用相場
2台用カーポートは工事費込みで20万円～25万円程度が相場です。人気商品ともなると30万円近い金額になることもあります。
3台用カーポートの費用相場
3台用カーポートは工事費込みで100万円前後が相場です。商品のグレードや柱の種類・本数により150万円程度になることがあります。
カーポートの設置費用を安く抑えるコツ
カーポートの設置費用は、意外にも高額でしたね。そこで、ここではカーポートの設置費用を少しでも安く抑えるコツを紹介します。
カーポート自体が安い、もしくは安く売ってるお店から買う
カーポートの設置費用の大半を占めるのはカーポートの本体価格です。そのため、カーポート自体の価格が安いものや、型落ちなどで割引になっているものを選ぶことでトータル費用を安くすることができます。
また、ホームセンターなどからカーポートを購入する際は、残り1点、展示品のみなどの状態で安く販売されているものを購入するのもありでしょう。
相見積もりをとること
業者に設置を依頼する際は、必ず複数の業者に相見積もりを取ってください。カーポートの本体価格、工事料金を比較検討して、適正な範囲で最も安い業者を選べば安く設置できます。
カーポートの設置業者おすすめ3選！
カーポートの設置業者のうち、おすすめの業者を紹介します。大手ハウスメーカーやリフォーム業者に頼みにくい、地元の業者だと施工開始まで時間がかかるといった場合にもぜひ活用してみてください。
くらしのマーケット
くらしのマーケットは、各種業者とユーザーをつなぐマッチングサイトで、カーポートの設置業者や大手エクステリア提携店などを検索できます。
地域を指定できるので近くの業者に依頼したい方におすすめなほか、検索一覧には業者の顔写真と業者の評価が表示されるので安心感が違います。
目安料金は業者ごとに確認可能、全体にハウスメーカーや工務店より安い傾向がありおすすめです。
＼地元の最安業者を探す／
カインズホーム
カインズホームは、ホームセンターでありながらリフォーム業も展開しており、カーポートの購入・設置にも対応しています。
1台用～2台用を中心に、機能とコスパに優れたカーポートを用意しています。カインズが近くにない場合は、居住地が対応エリアかどうか確認して、対応エリア内なら問い合わせてみましょう。
公式サイト：カインズホーム
カーポート専門館
カーポート専門館は、全国対応するカーポート専門店です。1台用～3台用まで、さまざまなデザインやシリーズのカーポートを揃えています。
公式サイトからカーポートのみ購入、もしくはカーポート購入＋設置工事の申込みが選択でき、カーポートのサイズやカラー屋根材なども選択できます。
そのほか補強などのオプションが選べて、詳細な見積もり概算をその場で確認することが可能です。
自宅に居ながらネット上でカーポート本体の詳細や見積もり概算まで把握できるとなると、1軒ずつお店を回って商品をチェックするより便利です。
こだわりのカーポートが欲しい方はぜひチェックしてみてください。
公式サイト：カーポート専門館
カーポート設置によくある質問
カーポート設置の際に寄せられるよくある質問をまとめました。はじめてカーポートを設置・交換する方はぜひ目を通してくださいね。
カーポートの設置は自分でできる？
カーポートの設置は、DIYなど自分で設置することは難しいです。電動ハンマーなどの専門的な工具が必要となるほか、それぞれの部品はかなりの重量があるからです。
部品を運ぶだけでも大変な作業になるため、業者に依頼する方が良いでしょう。
カーポートの設置にかかる日数は？
カーポートの設置にかかる日数は早ければ1日、業者や商品の都合などがあれば数日から1週間程度見ておきましょう。
カーポートが設置できないケースとは？
カーポートを立てる場所の地中に、水道管・ガス管・排水管・電気関係などがある場合、カーポートの柱を建てることができません。
そのほか、敷地に合わせてサイズ調整する際にカーポートの強度を確保できない場合や、設置場所の四方90度が成り立たない場合は設置できません。
カーポートの設置には建築確認申請が必要なの？
カーポートの設置には、カーポートの条件により建築確認申請が必要になります。主な条件は、屋根が付いている場合、基礎が地面に固定されている場合、床面積が10㎡を超える場合です。
設置するカーポートが該当するかわからないときは、依頼する業者に確認を取り、適切に対処するようにしましょう。
カーポートの設置は新築時か建てた後か、どっちのタイミングがいい？
カーポートの設置は、新築のタイミングで家と一緒にプランニングする方がおすすめです。カーポートは固定資産税の対象にはなりませんが、建ぺい率に関与します。あとから設置する人もいますが、カーポートの柱を建てる際にコンクリート部分の工事が必要となる分、工事費用が多くかかります。
まとめ
今回は、カーポートの設置をどこに頼むかにスポットを当てて、カーポート設置について紹介しました。
カーポートは、大切な車を雨風から守り、紫外線も防ぐことができます。天気の良い日はBBQをしたり、場合によっては洗濯物を干したりと使い方もさまざまあるものです。
どの業者に設置依頼するかは人により違いがあるものの、業者を選ぶ際には相見積もりを行い適切な料金の業者を選んでください。
また、見積もり・保証・アフターフォローなどの内容もできれば説明してもらいましょう。
＼近くの安い業者を探す／